『ワンランク上をめざすビジネスパーソンの独習ガイド』 小林麻実
ワンランク上をめざすビジネスパーソンの独習ガイド アカデミーヒルズの会員制六本木ライブラリーに集まる人は何を読んで学んでいるのか?
- 作者: 小林麻実
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2013/07/26
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (3件) を見る
- 真っ先に身につけるべきは、ロジカルなものの考え方。ロジカルシンキングを学ぶための基本書は以下の通り。
ロジカル・シンキング (Best solution)
新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術
考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則
論理トレーニング101題
イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」
『カエルを食べてしまえ』 ブライアン・トレーシー
- 作者: ブライアントレーシー,Brian Tracy,門田美鈴
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2002/03
- メディア: 単行本
- 購入: 10人 クリック: 48回
- この商品を含むブログ (53件) を見る
2.一日の計画を立てる
3.「80:20の法則」を全てに当てはめる
4.結果を考える
5.常に「ABCD法」を実践する
- 優先順位を付ける
6.カギとなることに専念する
7.能率の法則に従う
8.周到に準備する
9.宿題をする
10.才能を掘り起こす
11.一度に一樽ずつ
12.自分を追い込む
13.最大限の力を発揮する
14.仕事を中断しない
15.自分を奮い立たせる
16.最も難しいものから始める
『働く君に贈る25の言葉』 佐々木常夫
- 作者: 佐々木常夫
- 出版社/メーカー: WAVE出版
- 発売日: 2010/10/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 11人 クリック: 239回
- この商品を含むブログ (34件) を見る
- 仕事には強さが必要。困難な仕事を成し遂げるための「粘り強さ」、失敗しても叩かれても立ち上がる「芯の強さ」、ときには自説を押し通す「気の強さ」も必要。
- しかし、強さの根底に優しさがなければ、幸せになることはできない。
2.「目の前の仕事」に真剣になりなさい。きっと、見えてくるものがある。
- 目の前の仕事を一つ一つ、自分なりの工夫を加えながらやり続けるなかで人は成長する。
- そもそも人が働く第一の理由は「生活のため」「給料をもらうため」である。「食べるため」に仕事をすることを軽視してはいけない。
3.欲をもちなさい。欲が磨かれて志になる。
- 欲とは、人が生きていく原動力、人を磨く原動力である。
- 志とは、多くの人が共有できる強い願望である。その志を実現するために、周りの人が協力しよう、力を貸そうと思えるもの。
- いい仕事をし、良い人生を送るためにもっとも大切なのは志である。しかしそれは、壁にぶつかって、痛い目にあいながら掴みとっていくものである。
4.「それでもなお」という言葉が、君を磨き上げてくれる。
- 人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ、それでもなお、人を愛しなさい。
- なにか良いことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。それでもなお、良いことをしなさい。
- 成功すれば、嘘の友達と本物の敵を得ることになる。それでもなお、成功しなさい。
- 今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。それでもなお、良いことをしなさい。
- 正直で素直なあり方はあなたを無防備にするだろう。それでもなお、正直で素直なあなたでいなさい。
- 最大の考えを持った、もっとも大きな男女は、最小の心を持った、もっとも小さな男女によって撃ち落されてしまうかもしれない。+それでもなお、大きな考えを持ちなさい。
- 人は弱者を贔屓にはするが、勝者のあとにしかついていかない。それでもなお、弱者のために戦いなさい。
- 何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。それでもなお、築き上げなさい。
- 人が本当に助けを必要としていても、実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。それでもなお、人を助けなさい。
- 世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちをうけるかもしれない。それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。
5.君は人生の主人公だ。何ものにもその座を譲ってはならない。
- しっかりとした人生観*1をもつか、もたないかで、人の人生には大きな差が生まれる。
- できるだけ若いうちに自分にとって大切なものを見極めて、そのために仕事をコントローうする意思を固めなさい。
6.3年でものごとが見えてくる、30歳で立つ、35歳で勝負は決まり。
- 若いからこそ、やる仕事、出会う人、読む本、そして失敗や成功の一つひとつが新鮮で、心にさまざまなことを刻みつけてくれる。
- 35歳にもなると、その人の「人生観」「仕事のやり方」「コミュニケーションの仕方」などの方向性が固まる。その人が一生かけて到達する地点は、その方向性の延長線上にあるといっていい。この「成長角度」の高い人が、低い人に追い抜かれることはまずない。
- 成長確度はその人のもつ志によって決まる。
- 焦らず一歩ずつひたむきに歩んでいってください。
7.プアなイノベーションより、優れたイミテーションを。
- 仕事ができるできないかは、「能力の差」よりも「仕事のやり方」(=勝利の方程式)の差が大きい。正しい仕事のやり方を身につければ、少しくらいの能力の差は克服することができる。
- 正しい仕事のやり方を身に付けるために、まずは「できる先輩」を研究しなさい。凡を極めて、非凡に至る。これこそ、人が成長する秘訣である。
8.仕事で大切なことは、すべて幼い時に学んでいる。
- 「人として守らなくてはならないきちんとすること」*2を象徴的に「礼儀正しさ」という。礼儀正しさは最大の攻撃力である。そして礼儀正しさの本質は「相手を尊重する」ことである。
- 誰も、自分の人生を傷つける人など大事にしない。人は、自分を大事にしてくれる人を大事にする。自分を大切にしたければ、まずは相手を尊重すること。
9.よい習慣は、才能を超える。
- 「一歩先の行動」によって、さまざまなリスクを回避できると同時に、多くのメリットを得ることができる。
- ライバルより能力で劣っていたとしても、よい習慣を身に付ければ勝つことができるようになる。
10.すぐに走りだしてはいけない。まず、考えなさい。
- 仕事を始める前に、「最短距離でゴールするにはどうすればいいか?」を考えなければならない。そしてしっかりとした計画を立てること。「戦略的計画立案」は仕事を半分に減らす。
- 制約を求めることによって、人は成長する。
11.「思い込み」は君を間違った場所へ連れていく。
- 「仕事を始める前に聞く」「仕事の途中で聞く」を実行するだけで、多くの無駄を減らせる。
- 小さい仕事でああっても「事実は何かを正しく知る」ことを、行動の起点にするように心がけろ。事実とされているものが、本当に事実なのかを正しく見極める努力を怠ってはならない。
12.事の軽重を知る。それがタイムマネジメントの本質だ。
- 会社の仕事は雑務の塊。
- 時間は有限で、体力や集中力にも限りがある。ゆえに、いい仕事をしようと思ったら「最小投資」で「最大効果」を求めなければならない。手を抜くべきところでは、手を抜くべきなのだ。
13.書くと覚える、覚えると使う、使うと身に付く。
- ノートや手帳は読み返すことに意味がある。
- 手帳を自分のパートナーにしろ。
14.言葉に魂を吹き込むのは、君の生き方だ。
- 「簡にして要」の話し方を身に付けろ。
- 日々を真剣に生きること、真剣に仕事に向き合うこと、そういう生き方をしている人は、言葉の重みが違う。説得力が違う。
15.本物の重量感を知りなさい。
- 趣味を極めていくと、本物と偽物の違いが分かってくる。
16.せっかく失敗したんだ、生かさなきゃ損だよ。
- 失敗をしたときこそ、相手に向かって一歩踏み出す勇気をもつべき。
- 失敗を恐れず、挑戦し、失敗したら、その原因やその回避方法を必死になって考える。そして、何度でも挑戦する。この繰り返しによってしか私たちは成功に近づくことはできない。
17.自立した人間になりなさい。
- 「もし、この会社が自分にとって成長の場ではない」と考えたときには辞めるつもりで働きなさい。
- 自立した人間とは、自分の力で環境を変えていこうとする人間である。
18.上司の強みを知って、それを生かしなさい。
- 理不尽だと思ったら起こるがいい。悲しみは人を立ち止まらせるが、怒りは前進を促す。
- 上司への報告やコミュニケーションの仕方は、その人にもっともふさわしい方法を選択する。上司を驚かせてはならない。
19.リーダーとは、周りの人を元気にする人。
- 上司の悪口を言いたくなったら「自分はリーダー足りえているか」と少しだけ自問してみろ。
20.信頼こそ最大の援軍。
- 躊躇する時間が無駄。
- 信頼を築くためには、真摯であることが重要である。正しいコミュニケーションと良質なコミュニケーションは信頼関係を構築することにつながる。
21.君の幸せのために、弱い人を助けなさい。
- 誰かを助けるのは決してその人のためではありません。自分自身の幸せのためなのです。だから、惜しまず手を差し伸べてください。
22.自分を偽らず、素のままに生きなさい。
- 本当の自分を隠そうとしても無駄である。
- 困ったことや悩んでいることがあれば、素直にそれを周りの人に伝える。信頼関係を築いていれば、必ず手を差し伸べてくれる。そして、周囲の人との絆をもっと深めることができる。
23.逆風の場こそ、君を鍛えてくれる。
- 本流から少し外れた道を歩むくらいがいい。
24.運命を引き受けなさい。それが、生きるということです。
- とことん、自分を大切にしなさい。
25.人を愛しなさい。それは、自分を大切にするということです。
- 人のために働くことを、働くというんだよ。人のために働いていると、愛される人間になる。だから一生懸命働きなさい。
『ベイジン』 真山仁
- 作者: 真山仁
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2010/04/01
- メディア: 文庫
- クリック: 23回
- この商品を含むブログ (25件) を見る
- 作者: 真山仁
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2010/04/01
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 12回
- この商品を含むブログ (18件) を見る
- 毎夜それは生まれ、毎夜それは消えるものーーーそれは希望。
- 「うまくいかないのを人種のせいにするのはやめたらどうだい。うまくいかないのは君自身のせいだ。」
- 切れすぎる刃物は、切れない鋏より使いにくい。
- 「海外生活が長いと、この国の綻びや痩せ我慢が瞭然と見えてきます。特に北京市の激変ぶりは、見かけだけでも大人になろうと必死に粋がる若造そのものだ」
- 心急吃不了熱豆腐。(熱い豆腐を急いで食べたって火傷するだけだ、急いては事を仕損ずるという意味の中国の古い諺。)
- 困難なことも「やればできるんだ」という気がまえで臨む、そんな信念みたいなものをもっていました。だから、それをさらに一歩進めて、「やらなければできないんだ」となって、人に対して強要したりするので、「西島はこわい人」だと言われたりもしたのでしょう。
- 梅花は雨に 柳絮は風に 世間は嘘に揉まるる。
『トリプルA』 黒木亮
- 作者: 黒木亮
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/08/05
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (3件) を見る
- 作者: 黒木亮
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/08/05
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (2件) を見る
- 質問の三つのコツ。(1)こちらが分かっていないと、相手に分からせては駄目。(2)相手が思わず口を滑らせるような質問であること。(3)上司にアピールする質問であること。
- 日本人は能天気だから壁に激突するまで問題を認識しようとしない。しかし、いったん激突して焼け野原になれば、皆真剣になって力を合わせて努力できる民族である。
- 「日本人は優秀で真面目な民族だと思いますけどね。ただ、焼け野原にならないと駄目なんですよね………この東京は、もう一度、焼け野原を経験することになるでしょう」
メモ
- 障がいを持った娘とその未来の暗さ。
- 仕事と家庭のバランス、及び条件反射的に(みずほのロゴを見たら)起こる胃痛。
- 格付け会社を格付けするように、評価者を評価する必要がある。
- 「殺す」覚悟と偽善者。
『学問の技法』 橋本努
- 作者: 橋本努
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2013/01/09
- メディア: 新書
- クリック: 31回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
- 「学問」とは、「まだ答えの確定していない問いを発すること」であって、それ自体としてみれば、知識を詰め込む必要がない。「新しい問いの発し方」については、一人一人の思索を通じて、体得されるほかない。
- 逆に、若い時に謙虚な人は、歳をとってから傲慢に振舞う可能性がある。若いから謙虚でなければならない、ということはないのである。
- 読書の方法はいろいろある。書店での拾い読み、「拾い読み」「とばし読み」「試し読み」、キーワードを読み解く、数冊同時に読む、再読する本を揃える、積ん読する、理解せず大量に読む、そして、読まない。
- 入門書は最初に読むべきものではなく、必読文献に挑戦して、途中で挫折を経験してから、入門書に助けを求める、というのが正攻法である。
関連する本
- 作者: 佐藤優
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2012/07/27
- メディア: 単行本
- 購入: 10人 クリック: 361回
- この商品を含むブログ (68件) を見る
『政治的思考』 杉田敦
- 作者: 杉田敦
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2013/01/23
- メディア: 新書
- 購入: 2人 クリック: 31回
- この商品を含むブログ (27件) を見る
- 決めるということは捨てることを意味する。
- 「決めるのは誰かを決める」ということが、政治においてきわめて重要な意味を持っている。
- 誰が決めるべきかを決める根拠がないという、この面倒な問題を封印する手段として使われたのが「主権」という概念。主権というものを考えることによって、本来整理がつかない線引きの問題を解決、というよりも回避してきた。
- 主権があることによって、決定過程は整理されるが、それは同時に、多くのものが顧みられることなく捨て去られる可能性を意味する。
- 現状維持が最適と判断している側は、ふつうは、その問題を政治的争点にしないようにしたほうが有利。逆に現状を変えたい側は、争点にしなければならない。
- 政治的な決定は、どういう時間軸をふまえておこなわれるべきものなのかということ自体が大きな争点である。
- 民主政治が必要な理由は、自分にかかわることを、自分の知らないところで他人に勝手に決められたくないし、そうされては困るという意識が人びとの間に強いことと、民主的な決定については、関係者が納得しやすい、ということがあげられる。
関連する本
- 作者: 池田新介
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2012/05/18
- メディア: 単行本
- 購入: 14人 クリック: 532回
- この商品を含むブログ (15件) を見る